今月の魚 Vol.1
これまた新企画です。果たして今月なんてつけていいのかな?なんて一抹の不安もありますが、
とりあえず毎月更新を目指します。ハワイの固有種にこだわらず、ダイビング中に見る身近な魚
を取り上げていきたいと思っています。

写真はオアフ島のどこの沈船を潜っても必ず姿をみるといっても良いぐらいメジャーな魚、スズキ目フエダイ科のヨスジフエダイです。名前の通り体に4本の青い縦じまがあることからこの名前がついています。英語名も同じようにブルーストライプスナッパーと呼びます。直訳すると青筋鯛でしょうか(笑)。このヨスジフエダイは通常群れで行動しています。黄色い体が大きく群れていると結構見ごたえがあります。こんなに沢山いるこのヨスジフエダイは実は、昔はハワイに居ませんでした。1950年代〜1960年代前半に商業目的で三種類のフエダイが南太平洋とメキシコから持ってこられました。ヨスジフエダイは1958年にマルケサスからつれてこられたものです。当時は外来種が生態に及ぼす影響の大きさがあまり問題視されていなかったようです。結果的にはこのヨスジフエダイが増え、代わりにKUMUと呼ばれている固有種のヒメジが減少しました。またこのヨスジフエダイは深い水深にも生息するので、フィッシャーマンが高価な鯛、オナガやオパカパカなどを釣ろうとして仕掛けたえさをヨスジフエダイが食べてしまったりして、迷惑がられている魚でもあります。商業目的で連れてこられたのに値段も安く、邪魔にもなるので商業的には失敗だったようです。たまにスーパーで並んでいるのを見ますが、僕は
ちょっと遠慮させてもらいたいかな(笑)。やはりカラフルな魚は水中でこそ華ですね。
ヨスジフエダイ